ダール・バトハ博物館について
世界で最も複雑な迷路の町、「フェズ・エル・バリ」。
このフェズのメディナ(旧市街)の入口(出口?)にあるのが、ダール・バトハ博物館です。オテル・バトハの横の道を60メートルほど行ったところにあります。近くには、有名なブー・ジュルード門もあり、「足」で観光するフェズの町のよい出発点となるかもしれません。
ダール・バトハ博物館は、19世紀、ムーレイ・ハッサンによって建設された宮殿です。それが現在は、博物館として利用されています。
館内には、古いコーランの装飾写本や楽器、絨毯、古い陶器の他、ベルベル人の装飾品なども展示されています。コーランとは、アラビア語で書かれたイスラムの根本聖典のことをいいます。正しくは、クルアーンです。モロッコは、敬虔なイスラム教徒が大半を占める国です。1日5回のお祈りと、断食を守っているのです。
また興味深いのは、カラウィン・モスクにおける最古のクーフィーヤ書体などが展示されていることでしょう。
庭園がまた素晴らしく、ムーア様式です。噴水があり、草木が生い茂り・・・まさに地上の楽園を創造しています。
ベルベル人というのは、マグレブ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア3カ国を含んだ地域)の先住民族です。
ベルベルというのは、古代ローマ人とアラブ人が、アラブ人ではない人たちを「バルバル人」つまり、「野蛮人」とよんだことが始まりです。
現在では、モロッコ人というと、ベルベル、アラブ、その他・・・いろいろな系統があります。ベルベル人たちは、今でも古代からの伝統や習慣を守り続けて生活しています。

